9 月30 日(土)と10 月1日(日)の2日間にかけて、第33回くすのき祭が開催されました。今年度のテーマは、昨年度から引き継いだ候補の中から委員会内で投票を行い、“和”に決定しました。“和”というテーマには、生徒の調和や想いの共有という意味を込めました。また、サブテーマの“Link of Memory”にも、くすのき祭に関わる人々の思い出を共有したいという想いが込められています。
そのテーマに基づき、今年度の装飾は、“和”に関連した装飾を制作しました。また、来校者の方々に楽しい思い出を共有してほしいという想いから、顔出し看板などを制作しました。今年度は、生徒たちが自分たちの力で装飾の計画や設計、制作をすることに挑戦しました。自分たちで計画を立て、それを実行することの難しさを感じながらも装飾を完成させることができました。今年度の委員会活動は、計画の立案から実行までの過程を遂行していくことに各担当の生徒たちが試行錯誤をしながら活動しました。その中で、集団全体に情報を発信する難しさや自分の役割に対する責任など多くのことを学ぶ機会になりました。活動の中では、失敗したことが多くあったかもしれませんが、生徒たちの力でくすのき祭という大きな行事を盛り上げることができたことは、生徒たちにとって貴重な経験になりました。
今年度も9月後半から天候が不安定でしたが、幸いなことに、くすのき祭当日は両日とも天候に恵まれました。その結果、2日間で8973名の方に来校していただけました。各企画では、来校者の方がくすのき祭を楽しむ姿が多く見られました。また、企画を運営する生徒たちからも、普段の学校生活では見られない面が多く見られました。
高校生の企画はもちろんのこと、今年度は中学生のクラス企画にも魅力的なものが多く、企画表彰では中学生ながら上位に食い込む企画もありました。来年度以降も学校全体でくすのき祭を盛り上げてほしいと思います。
一般公開終了後には、後夜祭が行われました。企画表彰では、創意工夫を凝らした企画が数多くあった中、リアルで本格的な外装とアトラクションで多くの人々を楽しませた高校2年の「Kalidah」が大賞を受賞しました。高校生による後夜祭でのパフォーマンスでは、バンド演奏やダンスで大変な盛り上がりを見せました。昨年度に引き続き、18時完全下校が達成され、今年度のくすのき祭も無事に幕を閉じました。
今年度は準備期間の天候が悪く、屋外装飾の設置が本番前日の一日のみになってしまいましたが、実行委員の生徒たちが臨機応変に対応したことで無事に当日を迎えることができました。実行委員の生徒だけではなく、企画に参加したすべての生徒にとって様々な経験をした実りのあるくすのき祭になりました。