教育紹介Education

「学び続ける生徒」を育むために

ICT教育

ICT教育が目指すもの

ICTを活用することで授業デザインを見直し、主体的で深い学びを展開することを目指しています。それとともに、探究活動や、学習管理システムを活用した自己管理や、探究活動を通して、生徒の主体性と協働性を引き出していきます。「環境を整備して使い方を習得すれば、生徒は自走する(自らどんどんやる)」ということを、実感しています。

ICTスキルを身につけることはもちろん、プログラミング、デジタルデザイン、プレゼンテーションなど創造的な学びを展開し、未来社会をリードする人材へと育てる。これも本校がICT教育で目指していることです。本校ではICTの活用により、学力とともに、社会で求められる資質と「力」の土台を形成します。

本校のICT環境と1人1台タブレットPC

本校では、生徒と教員全員がタブレットPCとクラウドシステムを使って、授業やホームルーム活動等を行っています。コロナ禍においても、Zoomなどを使ったオンライン授業、ホームルーム、個人面談などを「当たり前」のように行いました。また、全教室にWi-Fiと電子黒板を完備し、WindowsとMacに特化した2つのコンピュータ教室もあります。

中学1年生の1学期から生徒は1人1台タブレットPC(Microsoft Surface Go)を持ち、授業、宿題、探究活動、家庭学習、校外学習をはじめ課外活動などに活用しています。Classiという学習管理システムを中心に、毎日の連絡事項、授業教材の配信、課題の提出、さまざまな活動の振り返りなどを行います。自らの学習状況や評価にいつでもアクセスし、視覚化できるため、生徒が自己管理能力や自らを客観的に見る力を高めるのに役立っています。

6年間で身につけるスキルとリテラシー

教育用アプリとして、ロイロノートやMicrosoft 365、Adobe Creative Cloud、College Pathway(英語eラーニングシステム)を使い、効果的な学習を展開します。また、技術(中学)や情報(高校)の授業では、タイピングから始まり、Word・Excel・PowerPoint、LEGOセンサーロボット制御、映像編集、さらにはプログラミング言語(Python)でアプリ制作まで行います。2025年度から大学入学共通テストで「情報」が導入されますが、十分に対応できると考えています。

これらのスキルが各教科の学習、探究活動、学校行事や校外学習などで活用され、ICTを適切に利用・活用するリテラシーと、情報を適切に理解・分析し表現する情報リテラシーを身につけていきます。

グローバル教育

グローバル教育が目指すもの

本校が目指すグローバル教育は、単に英語力を高めることのみを目標とするのではなく、生徒一人ひとりの「世界を見る目」を養うこと、「世界の中で生きる力」を育むことを目標としています。そのために、自分と「世界」との関わりを自覚し、多様な「他者」との交流を通じて「自分は何者なのか」「どうあるべきか」を考えることを意図したプログラムを展開しています。それらは時として、生徒に対してカルチャーショックを起こさせたり、それまでの自分を突き崩し、新たな自分を創り出したりするものでありたいと考えています。本校で培ったグローバルなマインドをもって、海外大学への進学をかなえることも具体的な目標の1つとなります。

次の言葉は卒業式での答辞の一部ですが、本校のグローバル教育の本質を示しているといえます。

グローバル化した社会に出て重要になるのは、どんな相手にでも「あなたと一緒に働きたい!」と思ってもらえるかどうかだと私は思います。グローバル化した社会では、自分とは言語も、文化も、価値観も全く違う人と関わることになります。そんな状況下では、自分と相手との違いを認め合う努力をし続け、互いに尊敬しあえる関係になれるか否かが非常に重要になるでしょう。その根幹となる人間性を私はここで学びました。

英語コミュニケーション力を高めるためのプログラム

  • Breakthrough English Camp

    中学1年生~中学3年生を対象とした3日間の「英語漬け」の通学プログラムです。出身地がさまざまなネイティブ講師と英語を楽しく学びつつ、自分のキャリア形成や社会的な課題についてのプレゼンテーションを行います。Breakthroughの名の通り、自分の殻を破り、それまでの自分を超えるためのプログラムです。

  • 英会話授業

    中学1年生~高校1年生まで週1回、1クラスを2~3分割した少人数で実施しています。英語圏出身のネイティブ教員とのコミュニケーション活動を展開します。高校1年生ではオンライン英会話授業もあります。

  • オンライン英会話講習

    中学1年生から参加できる希望制の講習です。放課後のコンピュータ教室では海外の講師と1対1で会話を楽しむ姿が見られます。

海外研修

中学3年生~高校2年生の希望者を対象に、3つのタイプの海外研修を実施しています。

  • 問題解決型(ベトナム)

    地域的・社会的な課題に対して、現地での実習や起業家を含めた様々な人々との交流を通して、解決の方法を考え、実際に行動することを中心としたプログラムです。

  • 語学型(セブ島)

    フィリピンのセブ島で「英語漬け」になり、英語コミュニケーション力を集中的に高めることを目的としたプログラムです。

  • 国際交流・文化体験型(イギリス)

    イギリスのコッツウォルズ地方でのホームステイや、現地の学校施設を利用した語学・体験プログラムなどを通じて、交流や文化体験をするプログラムです。

海外留学制度

所定の条件を満たした上で、最大1年間の長期留学と、最大5か月間のターム留学をすることができます。

STEAM教育

探究の時間

中3では、さまざまなワークショップに参加しながら、自然科学、人文科学、社会科学、学際的領域といった学問分野の存在を知り、自らの興味・関心を探っていきます。また、講演会を通じて「社会」や「働くこと」についても考えていきます。これらを踏まえて、自らの進路やキャリア形成について前向きに捉え、リサーチクエスチョン(自らが解明したい課題)を設定することを目標とします。

高1では、関心のあるゼミを選び、チームまたは個人で年間を通じて探究活動に取り組みます。リサーチクエスチョンに関わる先行研究の整理、調査・実験などによるデータ収集を通じて、分析・考察し、中間発表を経て、論文を執筆します。生徒はICTを活用しながら、データの収集やアンケート調査、関係者へのヒアリングなどを行います。ヒアリングの対象は海外に及ぶこともありますが、それもすべて生徒が自分たちでアポイントを取ります。「自分たちで、どんどん進めていく」ようになります。

「探究の時間」を通じて、生徒は主体性と協働性に磨きをかけていきます。また、お互いの探究の内容を共有することで相互に刺激し合い、生徒が成長する機会にもなっています。さらに、「何を学び、なぜ学ぶのか」を考える契機となり、生徒が自らの進路につなげていくことが期待されます。

リサーチクエスチョンの例

  • 日本にいる外国人に行政機関はどのような地震対策を行う必要があるのだろうか
  • これから必要とされる 「環境に優しい建築」とは何か
  • 宮沢賢治の教育思想と教育実践
  • がん免疫療法の現状の問題点の克服は可能か
  • アイスランドのジェンダーレス政策を日本に取り入れることは可能か

なお、高校2年生では「探究講習」が開講されており、希望者がそれぞれの探究を深めるとともに、次のような外部のコンクール等で実績を出す生徒もいます。

模擬国連(国内最終選考会に出場)、世界環境学生サミット(ファイナリストに選出)

全国中学高校Webコンテスト(総務大臣賞受賞およびプラチナ賞を受賞)

国際情報オリンピック(日本代表選手に選出)

JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト(国際協力特別賞、佳作に入選)

神奈川大学との高大連携プログラム

神奈川大学の研究室の指導のもと、希望者を対象としてDNA講習や宇宙エレベーターロボット製作を実施しています。これらは、アカデミックな雰囲気を肌で感じたり、自分の関心のあることにとことん取り組んだりする機会となっています。このような活動ができるのは大学附属校のメリットといえます。

体験を重視した校内外でのプログラム

探究プロジェクト(中学3年~高校3年)

生徒の学びや生き方の可能性を広げるために、さまざまなプログラムを用意しています。「なりたい自分に出会う」、「なりたい自分になる」ためのプログラムです。

  • 進路・キャリア系

    大学訪問、研究機関訪問、企業訪問、医療ゼミ、法曹ゼミ、国際機関ワークショップ

  • プロジェクト系

    模擬国連、ビジネスコンテスト、学校広報フライヤー制作、40周年記念品制作

  • 講演

    いのちの授業 、搭乗型ロボット製造秘話(卒業生起業家による講演会)、JICA、弁護士、など

    ※新生児医療の最前線に立つ医師による講演会。新生児集中治療管理室の現実や、そこに関わる人々を知り、「いのち」について考える機会となります。

校外学習

  • 中学1年・中学2年 探究活動(横浜市をフィールドに)

    中学1年では、班別に自分たちで決めたテーマに沿った計画を立て、現地調査を行います。班での計画・行動・調査を通じて、 「探究、楽しい!」という感覚が湧いてきます。

    中学2年では、市内各区で地域の課題について関係者にヒアリング を行います。地域の課題について理解し、その解決を模索する中で、社会や地域に関する問題意識を育みます。

  • 中学3年 奈良・京都校外学習

    全体で行動する場面はほとんどなく、生徒たち自身が計画を立てて自主行動をする「自分たちでつくる校外学習」です。実際に行って、見て、「文化財の素晴らしさ」を実感する、そんな4日間です。

  • 高校1年 沖縄校外学習

    中学3年の奈良・京都と同様、全員で行動する場面はほとんどなく、歴史、社会、文化、自然などそれぞれの関心によって計画を立て、自主行動をします。「沖縄で学び、沖縄から学ぶ」、味わい深い旅となります。

鑑賞教室

日本の文化や芸術に触れる活動として、鑑賞教室を実施しています。

  • 中学3年 歌舞伎鑑賞教室

  • 高校1年 能楽鑑賞教室

  • 高校2年 ミュージカル鑑賞教室

その他

  • 中学2年 福祉体験

生徒が主役の三者面談(学修インタビュー)

本校の三者面談は、成績や課題(できないこと)を生徒・保護者に提示するような場ではありません。三者面談の目的は、「一人ひとりの生徒の成長を支援・促進すること」にあります。そこで本校が行っているのが、生徒が主役の三者面談(学修インタビュー)です。
面談では、生徒が担任と保護者に対して年度の目標や学んだ内容、努力したこと、今後の課題などをプレゼンテーションします。担任と保護者は生徒の成長を確認し、質問・助言により生徒の今後の学びを支援します。これらを通じて、生徒が自らの学修の状況、思考や行動を客観的に認識し、より高次な学びへと進んでいける力を育んでいきます。

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