ICT教育
ICT教育が目指すもの
本校ではICTの活用により、学力とともに、社会で求められる資質と「力」の土台を形成します。ICTスキルを身につけることはもちろん、プログラミング、デジタルデザイン、プレゼンテーションなど創造的な学びを展開し、未来社会をリードする人材へと育てます。これも本校がICT教育で目指していることです。
ICTを活用することで授業デザインを見直し、主体的で深い学びを展開することを目指しています。それとともに、学習管理システムを活用した自己管理や、探究活動を通して、生徒の主体性と協働性を引き出していきます。「環境を整備して使い方を習得すれば、生徒は自走する(自らどんどんやる)」ということを、実感しています。
本校のICT環境と1人1台タブレットPC
本校では、生徒と教員全員がタブレットPCとクラウドシステムを使って、授業やホームルーム活動等を行っています。コロナ禍や台風、大雪などにおいても、Zoomなどを使ったオンライン授業、ホームルーム、個人面談などを円滑に行いました。また、全教室にWi-Fiと電子黒板を完備し、WindowsとMacに特化した2つのコンピュータ教室もあります。
中学1年の6月から生徒は1人1台タブレットPCを、授業、宿題、探究活動、家庭学習、課外活動などに活用しています。Web上の学習支援システムを中心に、毎日の連絡事項、授業教材の配信、課題の提出、様々な活動の振り返りなどを行います。自らの学習状況や評価にいつでもアクセスし、視覚化できるため、生徒が自己管理能力や自らを客観的に見る力を高めるのに役立っています。
6年間で身につけるスキルとリテラシー
技術(中学)や情報(高校)の授業では、タイピングから始まり、Word・Excel・PowerPoint、LEGOセンサーロボット制御、映像編集、さらにはプログラミング言語(Python)でアプリ制作まで行います。2025年度から大学入学共通テストで「情報」が導入されましたが、十分に対応できています。
これらのスキルが各教科の学習、探究活動、学校行事などで活用され、ICTを適切に利用・活用するリテラシーと、情報を適切に理解・分析し表現する情報リテラシーを身につけていきます。
グローバル教育
グローバル教育が目指すもの
本校が目指すグローバル教育は、単に英語力を高めることのみを目標とするのではなく、生徒一人ひとりの「世界を見る目」を養うこと、「世界の中で生きる力」を育むことを目標としています。そのために、自分と「世界」との関わりを自覚し、多様な「他者」との交流を通じて「自分は何者なのか」「どうあるべきか」を考えることを意図したプログラムを展開しています。それらは時として、カルチャーショックを起こし、それまでの自分を突き崩し、新たな自分を創り出したりするものとなります。本校で培ったグローバルなマインドをもって、海外大学への進学をかなえることも目標の1つとなります。
英語コミュニケーション力を高めるためのプログラム
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Breakthrough English Camp
中学1年~中学3年を対象とした3日間の「英語漬け」プログラムです。中学1年、中学2年は宿泊、中学3年は通学で行います。出身地が様々なネイティブ講師と英語を楽しく学びつつ、自分のキャリア形成や社会的な課題についてのプレゼンテーションを行います。“Breakthrough”の名の通り、自分の殻を破り、それまでの自分を超えるためのプログラムです。
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英会話授業
中学1年~高校1年まで週1回、少人数で実施しています。英語圏出身のネイティブ教員とのコミュニケーション活動を展開します。高校1年ではオンライン英会話授業もあります。
海外研修
中学1年~高校2年の希望者を対象に、4つのタイプの海外研修を実施しています。
| 訪問先 | 学年 | 期間 | 内容 | |
|---|---|---|---|---|
| 入門型 | ニュージーランド | 中学1年、中学2年 | 8日間 | 現地家庭にホームステイし、現地校で英語レッスンを受けたり、学校生活を体験したりするほか、ニュージーランドの多様性に触れるプログラムです。 |
| 語学型 | セブ島 | 中学3年〜高校2年 | 15日間 | フィリピンのセブ島で「英語漬け」になり、英語コミュニケーション力を集中的に高めることを目的としたプログラムです。 |
| 文化交流型 | イギリス | 中学3年〜高校2年 | 13日間 | イギリスのコッツウォルズ地方でのホームステイや、現地の学校施設を利用した語学・体験プログラムを通じて、交流や文化体験をするプログラムです。 |
| 社会探究型 | マレーシア | 中学3年〜高校2年 | 8日間 | 地域的・社会的な課題に対して、現地での実習や起業家を含めた様々な人々との交流を通して、解決の方法を考え、実際に行動することを中心としたプログラムです。 |
海外留学制度
所定の条件を満たした上で、最大1年間の長期留学と、最大5か月間のターム留学をすることができます。
STEAM教育
探究の時間
中学3年では、様々なワークショップに参加しながら、自然科学、人文科学、社会科学、学際的領域といった学問分野の存在を知り、自らの興味・関心を探っていきます。また、講演会を通じて「社会」や「働くこと」についても考えていきます。これまで、脱炭素社会に向けたエネルギー、海洋酸性化、いのちの授業*、生成AIなどの講演会を実施しました。こうした活動を通じて、自らの進路やキャリア形成について前向きに捉え、リサーチクエスチョン(自らが解明したい課題)を設定することを目標とします。
高校1年では、個人で探究活動に取り組みます。リサーチクエスチョンに関わる先行研究の整理、調査・実験などによるデータ収集を通じて、分析・考察し、中間発表を経て、論文を執筆します。生徒はICTを活用しながら、データの収集やアンケート調査、関係者へのヒアリングなどを行います。ヒアリングの対象は海外に及ぶこともありますが、それもすべて生徒が自分たちでアポイントを取ります。「自分たちで、どんどん進めていく」活動です。
「探究の時間」を通じて、生徒は主体性と協働性に磨きをかけていきます。また、お互いの探究の内容を共有することが刺激となり、生徒が成長する機会にもなっています。さらに、「何を学び、なぜ学ぶのか」を考える契機となり、生徒が自らの進路につなげていくことが期待されます。
リサーチクエスチョンの例(2025年度)
- AIを組み込んだゲーム制作〜細かい動作をどこまで制御出来るか〜
- 再生医療を中心とした肝臓がんの治療と研究
- 髪の毛が海を救う!? 髪の毛による油吸着の実験!
- 成果を生み出す総合的な学習の時間の運営と改善
*新生児医療の最前線に立つ医師による講演会。新生児集中治療管理室の現実や、そこに関わる人々を知り、「いのち」について考える機会となります。
探究講習
ハイブリッドロケット研究、宇宙エレベーター、バイオテクノロジー、プログラミング、模擬国連などの講習があります。外部のコンクールに出場し、実績を出す生徒も年々増えています。
神奈川大学との高大連携プログラム
神奈川大学の研究室の指導のもと、希望者を対象としてハイブリッドロケット研究やDNA講習を実施しています。これらは、アカデミックな雰囲気を肌で感じたり、自分の関心のあることにとことん取り組んだりする機会となっています。このような活動ができるのは大学附属校のメリットといえます。
主な成果(2023年度〜2025年度)
*「国際情報オリンピック」銀メダル2年連続獲得
*「宇宙エレベーターロボット競技会全国大会」ポスター部門第2位
*「高校生国際シンポジウム」優秀賞
*「湘南アイパーク学生研究発表会〜集まれ未来の研究者!」奨励賞
*「全日本高校模擬国連大会」本選出場
*「全国中高教育模擬国連大会(AJEMUN)」で最優秀初心者賞
*「グローバルユース国連大使」神奈川県代表選出
*ヨコハマゼロワンの運営
*ジェンダーレス水着を学校に提案、採用
*防災カードを学校に提案、採用
体験を重視した校内外でのプログラム
ドリカムプロジェクト(中学3年~高校2年)
生徒の学びや生き方の可能性を広げるために、授業以外に希望者を対象としたプロジェクトを用意しています。「なりたい自分に出会う」、「なりたい自分になる」ためのプロジェクトです。
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進路・キャリア系プロジェクト(2025年度)
職場見学、研究所訪問 相模原病院 花王 Google サイバーエージェント ツバメインダストリ TBS 博報堂DYホールディングス バンダイナムコ ファンケル研究所 FUJIFILM 海洋研究開発機構(JAMSTEC) 横浜地方裁判所 横浜市資源循環局
適正処理計画部旭工場鎌倉市役所 大学見学 横浜国立大学 横浜薬科大学 神奈川歯科大学 本校実施のワークショップ アントレプレナーシップ
中小機構 創業・
ベンチャー支援部金融教育
三井住友銀行国際貢献
外務省生成AIの活用
アクセンチュア(中2、中3) -
神奈川大学との高大連携プロジェクト
1日授業体験、法的交渉プログラム、図書館での司書業務、スポーツセンターの仕事体験
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その他
模擬国連、ビジネスコンテスト、学校広報フライヤー制作
学年ごとの校内プログラム
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中学1年〜高校3年 金融教育
中1 人生でやりたい3つのこと
中2 前半:銀行について学ぼう 後半:キャッシュレス
中3 前半:株・為替と金融商品 後半:金融トラブル
高1 ローン クレジット
高2 ライフプラン 将来に備えるお金
高3 金融リテラシー検定
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中学1年〜高校3年 性に関する講演会
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中学2年 福祉体験
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中学3年 いのちの授業
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高校2年 地域清掃
学年ごとの校外プログラム
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中学1年 横浜・鎌倉探究
中学1年では、班別に自分たちで決めたテーマに沿った計画を立て、現地調査を行います。班での計画・行動・調査を通じて、「探究、楽しい!」という感覚を養います。
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中学2年 横浜探究
中学2年では、市内各区で地域の課題について関係者にヒアリングを行います。地域の課題について理解し、その解決を模索する中で、社会や地域に関する問題意識を育みます。調査した成果はポスターにまとめて、学内で発表します。
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中学3年 奈良・京都修学旅行
生徒たち自身がそれぞれの関心によって計画を立てて自主行動をする「自分たちでつくる修学旅行」です。実際に行って、見て、「文化財の素晴らしさ」を実感する4日間です。
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高校2年 沖縄修学旅行
中学3年の奈良・京都と同様、歴史、社会、文化、自然などそれぞれの関心によって計画を立て、自主行動をします。「沖縄で学び、沖縄から学ぶ」、味わい深い旅となります。
鑑賞教室
日本の文化や芸術に触れる活動として、鑑賞教室を実施しています。
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中学3年 歌舞伎鑑賞教室
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高校1年 能楽鑑賞教室
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高校2年 ミュージカル鑑賞教室
生徒が主役の三者面談(SSS)
本校の三者面談は、成績や課題(できないこと)を生徒・保護者に提示するような場ではありません。三者面談の目的は、「一人ひとりの生徒の成長を支援・促進すること」にあります。そこで本校が行っているのが、生徒が主役の三者面談(SSS)です。
面談では、生徒が担任と保護者に対して年度の目標や学んだ内容、努力したこと、今後の課題などをプレゼンテーションします。担任と保護者は生徒の成長を確認し、質問・助言により生徒の今後の学びを支援します。これらを通じて、生徒が自らの学修の状況、思考や行動を客観的に認識し、より高次な学びへと進んでいける力を育んでいきます。