入学案内Guide

入試出題ポイント

国語

出題の基本方針

国語は、2021年度入試から第1回目と第2回・第3回では出題内容を変更しています。第1回では、短い時間で情報を処理する力と俯瞰する力に重点を置いた内容になっています。第2回・第3回は思考力と発信力に重点を置いた内容になっています。

出題内容と学習のポイント

出題内容

第1回

〔一〕漢字
〔二〕説明的な文章
〔三〕文学的な文章

第2回・第3回

〔一〕漢字
〔二〕社会的な問題についての作文
〔三〕説明的な文章
〔四〕文学的な文章

学習のポイント

作文や記述問題では基本的な点(原稿用紙の使い方を守る、「~ということ。」と「~だから。」を区別するなど)に注意し、選択問題ではより多くの要素を盛り込んだ選択肢を選ぶように意識するのがよいでしょう。

今年度の入試を振り返って

第1回

この日程の受験層の国語力の差が小さくなったことで、難易度の低い問いに確実に正解する力=本文の内容を自分勝手に解釈したり表現をなぞるだけになったりせずに正しく理解する力が、合格の必須条件となりました。

第2回

時間配分をしっかりとし、落ち着いて記述問題に取り組めたかどうかが合否につながったと思います。[三][四]の記述問題は、傍線部の前後だけを読むのではなく、文章全体をとらえて答える力が必要です。

第3回

[二]の作文で点数が取れたかどうかが合否につながっています。
設問をよく読み、必要な要素を考え、正しい日本語で自分の考えを書くことができたかがポイントとなっています。

受験生へのメッセージ

漢字は小学校の学年別漢字配当表に示されている漢字から出題されます。4年生配当以上を重点的に勉強するとよいでしょう。画数が変わると正解にはならないので、一点一画、丁寧に書きましょう。文章全体を見渡して整理する目と細部を逃さず読み込む目を同時にもてるように、日常的に意識してほしいです。

算数

出題の基本方針

算数は筋道を立て、根気強く問題を解いていく教科です。本校では、基本的な計算力があり、課題にしっかり取り組み、最後までねばり強く問題を解く姿勢をもった生徒に入学して欲しいと考えていますので、そのような力を測る問題作りに努めています。

出題内容と学習のポイント

本校の入試問題は、基本~標準レベルの問題で構成されています。「図形」「変化と関係」「データの活用」の各領域よりまんべんなく出題され、問題数は小問で20題程度です。また、解答形式は、短い文章で理由を答えてもらう問題や文章の抜けている部分を短い文章で補う問題が1題、残りはすべて答えのみを問う形式の問題です。第1回、第2回、第3回の全日程で、1は計算問題、2はそれぞれが独立した小問集合、3以降は思考力を問う問題です。1、2は基本事項を問う問題ですので全問正解できる力をつけておきましょう。3以降は、問題の内容を正しく理解し、筋道を立てて解答を導き出す力を必要とします。大問の(1)は確実に解き、そのうえで(2)以降の問題も1問でも多く正解できる力をつけましょう。解法を暗記するのではなく、何故そうなるのかを常に明確にし、しっかり時間をかけて考えることを習慣づけてください。

今年度の入試を振り返って

1はすべての受験生がおおむね高得点をあげておりました。2は速さや割合,図形の問題で正答率の差が見られました。3以降は、特に第1回では6の図形を題材にした文章題、第2回では6の速さとグラフの問題で正答率の差が大きく見られました。前述のポイントの通り、内容を理解し筋道を立てて解答する力が必要な問題がいくつかありましたが、多くは過去に出題した問題と傾向は似ています。過去問を中心に、日々の学習を積んでいくとよいでしょう。

受験生へのメッセージ

算数では確かな計算力をつけるのはもちろんですが、文章題を考えるときにいくつかの考え方ができることが大切です。日頃より「思考力」に磨きをかけて入試に臨んでください。

合格するための「しっかり」5か条 ~算数入試対策~

  1. 基本的な計算力をしっかり身につける(毎日、計算練習をする)。
  2. 平易~標準的な文章問題を繰り返し解いてしっかり自分のものにする。
  3. 基本的な図形の性質をしっかりおさえ、図形の問題に慣れておく。
  4. 1~3に取り組むためのノート作りをしっかりする。
  5. 頭と手をしっかり使う(式、図、グラフを正しく書く)。 

理科

出題の基本方針

第2回、第3回日程に関して、理科の問題の全体的な傾向は例年と変わらない予定です。どの問題も実験や観察をもとにした問題になります。

出題内容と学習のポイント

① 大問は4問の予定です。

大問ごとに物理、化学、生物、地学の4分野からそれぞれ出題します。
大問ごとの配点はおよそ均等で、10問程度の小問を出題します。その中に、他分野の内容が混ざることもあります。

② 学習のポイントは、教科書を隅々までよく読み、理解しておくことです。

教科書の実験や観察はもちろんのこと、「資料」「発展」などもよく読み、理解しておきましょう。また、学習した内容が身近な現象とどのように関係しているのかなど、気がついたことなどをノートに書いておくことも大切です。

今年度の入試を振り返って

第2回入試
物理 モーターのつくりの問題で正答率が低くなりました。
化学 長文を読み進めながら解いていく問題では正答率に差が見られました。
生物 身の回りの自然についての問題で正答率が低くなりました。
地学 天体分野の正答率が低くなりました。
第3回入試
物理 与えられた図を問題文にあわせて操作するような問題で正答率が低くなりました。
化学 溶解度の計算問題では、混合物を扱う問題で正答率が低くなりました。
生物 文章から読み取り、複数の解答を行う問題では、正答率が低くなりました。
地学 語句など知識問題はできていますが、実際の自然現象と結びつける問題の正答率が低くなりました。

第2・3回日程ともに、すべての分野を通して、図やグラフ、文章の読み取りなどで得点の差が見られました。基本的な知識を問う問題であっても、複数解答を求める問題の正答率は低い傾向が見られました。また図やグラフ、文章の読み取りは正答率に差が開きがちです。基本的な問題を形式通りに覚えるのではなく、本質を理解して解くことが大事です。まずは、教科書の内容を徹底的に理解し、書いてある文章をじっくりと読み解くことが重要です。

受験生へのメッセージ

勉強に取り組む際、基礎・基本を大切にしましょう。また、自然現象を知識として覚えるのではなく、なぜその現象が起こるのか、どのようにしてその現象が起こるのかを考えながら勉強できる人たちがたくさん入学してくれることを楽しみにしています。

社会

出題の基本方針

  • 重要な用語や出来事など、基礎的知識がしっかりと定着しているかを問う。
  • 知識と知識を結び付け、社会的事象の内容や背景が理解できているかを問う。
  • リード文や統計・図表や歴史史料などの資料の読み取りを通じて、社会的事象に対する認識力を問う。

出題内容と学習のポイント

2023年入試も昨年同様、地理的分野、歴史的分野、公民的分野という構成と配点になります。本校の社会科の入試問題では、リード文や統計・図表や歴史史料など各種資料にじっくり、粘り強く向き合い、それらの内容を正しく読み取る学習が必要です。出題形式としては、漢字指定の問題もあるので、用語や人物名は漢字で書けるようにしましょう。また、各分野で用語等の意味や背景等について説明する問題を出題することもあります。

  • 地理的分野
    産業・人口・自然環境・貿易などから、日本の特徴や日本の各地域の特徴について出題します。また、日本と関係の深い国や、特徴的な国についても把握しておきましょう。地図や統計資料を読み取る問題もあるので、それらの資料から何が分かるのか、じっくり読み取る学習を心掛けましょう。
  • 歴史的分野
    特定の時代に偏ることなく、古代から現代までの重要な出来事、用語、人物、しくみについて出題します。歴史的事象の内容やその背景についての正誤問題、また、歴史的事象に関する並び替えの問題も出題するので、それらを歴史の流れのなかで、時期や時代を意識して内容を正確に読み取り、理解できるようにしましょう。
  • 公民的分野
    日本の政治や社会のしくみを中心に出題します。時事問題を題材に出題することもあるので、日頃から報道などで社会のあり方や動向に注意を払い、関心を持つようにしましょう。

今年度の入試を振り返って

全体としては「正しく読み取れているか」で差がはっきりわかれました。分野ごとに見ていくと、地理的分野では統計・図表の読み取りや、2つ以上の要素を組み合わせて解答する問題で、歴史的分野では正誤を正しく判断する問題や、資料を読み取って考察する問題で差がつきました。また、公民的分野では、知識を具体的な政治過程にあてはめる問題でとくに正答率が低い傾向にありました。用語を覚え、基本的な内容をしっかりと理解することとともに、リード文や統計・図表や歴史史料などの資料の読み取りや記述形式の問題でも正しく読み、「何が問われているのか」を把握することが正解を導くために重要です。リード文や統計・図表や歴史史料など各種資料にじっくり、粘り強く向き合い、それらの内容を正しく読み取る学習を心がけてください。

受験生へのメッセージ

社会科を含め、あらゆる学習に知識は必要不可欠です。だからまず、知識を蓄える学習をしっかり行ってください。そのうえで、その知識について「なぜ」「どうして」と考え、知識と知識の結び付きを考える。そして、リード文や統計・図表や歴史史料など各種資料にじっくり、粘り強く向き合い、内容を正しく読み取る。こうした取り組みが「考える」土台であり、中学・高校での学習や、大学・社会での学びにつながります。受験生のみなさんは、受験勉強を通じて、わたしたちが生きている社会に対する「見方」「考え方」を深めてください。

英語

出題の基本方針

英語には、実践的なコミュニケーション能力と、基礎を成す単語力や文法力の両方が不可欠です。試験問題は、基礎的な知識から読解力、作文力に至るまで、幅広い能力を測れるよう構成されています。

出題内容と学習のポイント

大きく、文法問題、会話文問題、長文読解問題、英作文問題から構成されます。

・文法問題:

四肢選択空所補充問題や並べ替え問題を中心に、大問2問程度を出題します。基本的な文法事項を疎かにせず、正しい英文を完成させる練習を行いましょう。

・会話文問題:

会話文中に設けた空所を選択肢から補充する問題を、単語数を変えて大問2問程度出題します。特に長い会話文の問題では、その会話の状況を具体的にイメージし、文脈に合う選択肢を選びましょう。

・長文読解問題:

400語程度の長文を読み、その内容を問う問題を、大問2問程度出題します。多くが選択式の問題ですが、一部に英単語や日本語文を記述する問題も出題されます。文章の要旨と全体の流れを捉えるようにしましょう。

・英作文問題:

与えられたトピックに対して、自分の考えを英語で述べる問題を、大問1問分出題します。限られた時間の中で、まとまった量の文章の書く練習を行いましょう。

今年度の入試を振り返って

文法問題については、基礎的な文法事項を問う問題であっても、準備をしてきた受験生と、そうでない受験生の間で大きく差が開きました。会話文問題は正答率が非常に高く、どの受験生も良く解答できていました。また、長文読解問題と英作文問題についても良く解答できていましたが、一部の設問で、問われている内容から逸脱した解答も散見されました。

受験生へのメッセージ

みなさんが将来英語を使う時、友人との日常会話であれば、限られたボキャブラリーで十分ですし、文法的に誤っていても全く問題はありません。一方、ビジネスなどの場で、文化や経験を共有していない方とコミュニケーションを取る時は、誤解の生まれないよう、誰でも理解できる英語を使う必要があります。その意味で、「出題の基本方針」でも記した、実践的なコミュニケーション能力と基礎的な単語力・文法力の両方が、中学校以降の英語では大切になってきます。その2つを、私たちと一緒に高め合える人たちとの出会いに期待しています。

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