くすのき祭代替企画
11月20日(土)の午後にくすのき祭の代替企画が行われました。
テーマはコロナ禍で、思うような学校生活遅れていない今だからこそ、みんなの理想とした楽しいこと、夢のようなことを提供できるような学校祭にしたいと、「Utopia」と題して活動がスタートしました。
その後、今年こそは、例年と同じように学校祭を行いたいとの思いから、学校祭実行委員会を中心に9月の学校祭に向け、各クラスや部活動でも計画を立てられ、会議を重ね、少しずつ準備が行われました。
様々な制約や約束を課せられた中、各団体で議論がなされ準備が行われていましたが、新型コロナウイルスの拡大により、9月18日、19日に予定されていたくすのき祭は中止にせざるを得ませんでした。
しかしながら、長い時間をかけ、準備してきた学芸部の活動だけでもその成果を発表する場を何とか設けることはできないかと、考えていたところ、10月に新型コロナウイルスの感染が縮小していったことから、11月にその機会を得ることができました。
学校祭実行委員会内では、残された1か月の中で、例年のくすのき祭を再現するのは難しい、2か月間放置してしまった、企画を立ち上げるのは無理!という声も少なからずありました。しかし、その中で、どうしたら代替企画をより盛り上げることができるのか、例年のくすのき祭に近づけることができるのか、そして、今まで先輩たちが作り上げてきたくすのき祭を、どのように後輩に伝えていくのかという思いから、今の状況を加味し、できること最大限やっていこうということになりました。テーマも年度当初の思いを忘れず「Utopia Returns」とし、再スタートを切りました。
再スタートが決まってからは、止まっていた時間を取り戻すべく、急速に、そして、中止が決定する時よりも、より強い気持ちで準備が進められました。くすのき祭の代替企画が行われる前には、昼休みの放送、中庭で企画紹介イベントや軽音によるゲリラライブを行い、本番への気持ちを高めていきました。
代替企画当日は、実行委員会の装飾や高校2年生の有志による中庭の創作に彩られ、また、学芸部の保護者のみとはなりましたが、来場者を迎え、久しぶりにくすのき祭に活気が戻ってきたように感じました。さらに昨年行うことのできなかった、後夜祭も行うことができ、ダンス企画や軽音同好会の発表もあり、神奈川大学附属中・高等学校の学校祭はこういうものであると、伝えることができ、学業、部活、委員会すべてに全力を尽くす、神大附属生の姿を体現する、イベントになりました。