入学案内Guide

入試出題ポイント

国語

出題の基本方針

国語の出題は、漢字・テーマ型の作文・説明的な文章・文学的な文章の4題で構成されます。基礎的な読解力、言語についての知識などを問う問題に加え、2020年度から能動的に表現する姿勢を確認する問題を出します。

出題内容と学習のポイント

出題内容

〔一〕漢字

小学校の学年別漢字配当表に示されている漢字から出題されます。解答は楷書で字形を整え、一点一画、丁寧に書きましょう。画数が変わると正解にはなりません。

〔二〕テーマ型の作文

投げかけられたテーマについて自分の意見を200字以内でまとめる問題です。文章構成に注意して、積極的に自分の意見を書きましょう。

〔三〕説明的な文章

文章の骨子となる情報と周辺的な情報、事実と意見を読み分けられるか、文章の構成や展開を正確にとらえられるか、文章に表れているものの見方や考え方を理解できるか、などが問われます。記述問題は1題出題します。短い文章から派生して考えうる内容についても問われます。

〔四〕文学的な文章

主に登場人物の心情について問うものが出題されます。とくに心情の変化やその要因、心情がどのようなかたちで作品に現れているかを問います。記述問題は1題出題します。短い文章の中で的確に人物像を捉える力が必要です。

学習のポイント

テーマ型の作文については、例えば身近な問題について文章の構成を考えながら200字以内で書く練習を行ってみてください。また、原稿用紙の使い方にも注意しましょう。

今年度の入試を振り返って

大問・分野別正答率

日程 A日程 B日程
分野 漢字 基礎知識 説明的文章 文学的文章 漢字 基礎知識 説明的文章 文学的文章
合格者 72.6% 66.2% 53.5% 50.1% 89.7% 70.7% 57.4% 64.6%
全体 67.2% 56.0% 40.7% 41.0% 77.9% 65.7% 47.2% 51.4%
A日程

合否を分けた問題として特徴的なものに漠字の書き取りやことばの意味を確認するものがあります。記述式解答の設問については、要素を捉え書いてみるという姿勢の有無、日々の地道な積み重ねが定着していたかどうかが得点にあらわれています。

B日程

A日程同様、漢字やことばの意味でも差は出ていましたが、加えて結果的に国語の点数が合格最低点付近だった受験生でも、合格者のほとんどが記述問題に解答し、部分点を獲得しているということが言えます。「問いの意図さえもつかみかねる」というレベルを脱するためのトレーニングをすることで、合格が近づきます。

受験生へのメッセージ

漢字は、教育漢字の4年生配当以上を重点的に勉強するとよいでしょう。テーマ型作文は 、社会で起きている出来事に関心をもち、自分の意見をメモすることからはじめてみましょう。読解問題は、記号問題を解くときに頭の中に答えを思い浮かべてから選択肢を見るようにすることで、記述問題のトレーニングも兼ねた勉強ができます。短い文章にもとづく問題を短い時間で解くことに慣れておくとよいでしょう。

算数

出題の基本方針

算数は筋道を立て、根気強く問題を解いていく教科です。本校では、基本的な計算力があり、課題にしっかり取り組み、最後まで粘り強く問題を解く姿勢をもった生徒に入学して欲しいと考えていますので、そのような力を測る問題作りに努めています。

出題内容と学習のポイント

本校の入試問題は、基本~標準レベルの問題で構成されています。「数と計算」「量と測定」「数量関係」「図形」の各領域より万遍なく出題され、問題数は小問で20題程度です。また、解答形式はすべてが「答え」のみを書く形式となっており、途中過程を問うことはありません。A・B・Cの全日程で、は計算問題、はそれぞれが独立した小問集合、 以降は思考力を問う問題です。は基本事項を問う問題ですので全問正解できる力をつけておきましょう。以降は、問題の内容を正しく理解し、筋道を立てて解答を導き出す力を必要とします。大問の(1)は確実に解き、そのうえで(2)以降の問題も1問でも多く正解できる力をつけましょう。解法を暗記するのではなく、何故そうなるのかを常に明確にし、しっかり時間をかけて考えることを習慣づけてください。

今年度の入試を振り返って

大問・分野別正答率

日程 A日程 B日程
大問
合格者 95.6% 89.5% 84.4% 61.4% 71.9% 59.0% 96.8% 92.0% 95.6% 63.9% 60.2% 62.2%
全 体 91.0% 79.8% 73.4% 51.5% 56.5% 44.3% 93.4% 82.7% 78.0% 34.3% 40.4% 37.5%

はすべての受験生が概ね高得点をあげており、も合格者の得点は高いものでした。A、B日程共に以降、正答率に差が見られました。特にA日程では、B日程ではの差が大きかったです。本校の過去の出題傾向をよくつかんで学習を積んでいくとよいでしょう。

受験生へのメッセージ

算数では確かな計算力をつけるのはもちろんですが、文章題を考えるときにいくつかの考え方ができることが大切です。日頃より「思考力」に磨きをかけて入試に臨んでください。

合格するための「しっかり」5か条 ~算数入試対策~

  1. 基本的な計算力をしっかり身につける。(毎日、計算練習をする。)
  2. 平易~標準的な文章問題を繰り返し解いてしっかり自分のものにする。
  3. 基本的な図形の性質をしっかりおさえ、図形の問題に慣れておく。
  4. 1~3に取り組むためのノート作りをしっかりする。
  5. 頭と手をしっかり使う。(式、図、グラフを正しくかく。)

理科

出題の基本方針

A・B日程に関して、理科の問題の全体的な傾向は例年と変わらない予定です。どの問題も実験や観察をもとにした問題になります。

出題内容と学習のポイント

  • 大問は4問の予定です。

    大問ごとに物理、化学、生物、地学の4分野からそれぞれ出題します。
    大問ごとの配点はおよそ25点ずつで、10~15問程度の小問を出題します。その中に、他分野の内容が混ざることもあります。

  • 学習のポイントは、教科書を隅々までよく読み、理解しておくことです。

    教科書の実験や観察はもちろんのこと、「資料」「発展」などもよく読み、理解しておきましょう。また、学習した内容が身近な現象とどのように関係しているのかなど、気がついたことなどをノートに書いておくことも大切です。

今年度の入試を振り返って

大問・分野別正答率

日程 A日程 B日程
大問
分野 生物 地学 物理 化学 物理 生物 化学 地学


合格者 82.0% 65.8% 67.5% 85.1% 57.5% 74.1% 70.1% 38.6%
全体 75.6% 60.2% 62.7% 73.2% 49.0% 63.8% 61.7% 30.3%
A日程

問題ごとの正答率に少しひらきがありました。

生物 思考力を問う問題が多かったのですが、全体的によくできていました。
地学 全体的にあまりよくできていませんでした。
物理 全体的にあまりよくできていませんでした。
化学 合格者はとてもよくできていました。思考力を問う問題が多く、合格者と受験生全体との間で、一番差がついた問題でした。
B日程

昨年に比べ、分野毎により正答率にばらつきがありました。

生物 教科書に出てくる用語はきちんと理解ができていました。その一方で動物や植物の例など、大小関係も含め、きちんと把握していないようでした。
化学 全体的にあまりよくできていませんでした。食塩水の問題に関する解答ミスが目立ちました。
地学 台風に関する知識、月の動きについての知識は、全体的によく身についていました。
物理 合格者と受験者全体で、一番差があった分野が物理です。基本的な知識の定着の差が分かれ目となったようです。

A・B日程ともに、基本的な知識を問う問題であっても複数解答を求める問題の正答率は低い傾向が見られました。また、教科書に太字で書かれている語句を正確に選べていない解答や、問題文をしっかり読まずに答えている解答もありました。
難しい問題ができるようになることも大切ですが、基本的な問題を正確に答えられることがさらに大事です。教科書の内容を徹底的に理解することが重要です。

受験生へのメッセージ

勉強に取り組む際、基礎・基本を大切にしましょう。また、自然現象を知識として覚えるのではなく、なぜその現象が起こるのか、どのようにしてその現象が起こるのかを考えながら勉強できる人たちがたくさん入学してくれることを楽しみにしています。

社会

出題の基本方針

  • 重要な用語や出来事など、基礎的知識がしっかりと定着しているかを問う。
  • 社会的事象の内容や背景が理解できているかを問う。
  • 図や統計などの資料の読み取りを通じて、社会的事象に対する認識力を問う。

出題内容と学習のポイント

2019度入試も昨年同様、地理的分野(40%)、歴史的分野(40%)、公民的分野(20%)という構成になります。なお、地理的分野・歴史的分野では、公民的分野を含めた問題も一部出題します。漢字指定の設問もあるので、重要な用語や人物名は漢字で書けるようにしましょう。また、各分野において、用語等の意味や背景等について説明する問題が出題されることもあります。

  • 地理的分野

    産業・人口・自然環境・貿易などから日本の特徴や、日本の各地域の特徴について出題します。地図や統計資料を読み取る設問もあるので、その統計から何が分かるのかを考える学習をしましょう。また、日本と関係の深い国や、特徴的な国についても把握しておきましょう。

  • 歴史的分野

    特定の時代に偏ることなく、古代から現代までの重要な出来事、用語、人物、しくみについて出題します。歴史的出来事の内容やその背景についての正誤問題、また、歴史事象に関して並び替えの問題も出題されるので、歴史用語をただ覚えるだけでなく、それらを歴史の流れの中で正確に理解できるようにしましょう。

  • 公民的分野

    日本の政治や社会の仕組みを中心に出題します。時事問題を題材に出題することもあるので、日頃から新聞などで社会のあり方や動向に注意を払い、関心を持つようにしましょう。

今年度の入試を振り返って

大問・分野別正答率

日程 A日程 B日程
分野 地理 歴史 公民 地理 歴史 公民


合格者 61.8% 82.3% 82.6% 62.6% 77.7% 69.0%
全体 54.2% 75.2% 73.1% 57.7% 67.3% 58.1%

図や統計を読み取る設問、用語・出来事の内容や背景の正誤を問う設問、年代の順番を問う設問、記述形式の設問で差がつきました。用語を覚えるだけでなく、その内容や背景についても理解することが重要です。それらの理解が深まれば、正誤問題では正しく判断できます。今年度は特に「まちがっているもの」を選ぶ正誤問題で正答率に差が見られました。また、統計資料の読み取りや記述形式の設問でも「何が問われているのか」が把握でき、正解を導くことができるでしょう。

受験生へのメッセージ

社会科の学習は単なる用語の暗記だけではなく、「なぜ」「どうして」と考えたり、持っている知識を関連づけて考えることが大切です。受験生のみなさんには、受験勉強を通じて、わたしたちが生きている社会に対する「見方」「考え方」を深めていただきたいと思います。また、常に新聞やニュースなどで様々な社会事象に関心を持つようにしてください。

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