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嵯峨大貴さん
Interview 03
第28期生 / 2018年卒業

嵯峨 大貴さん

慶応義塾大学経済学部卒業
証券会社 債券トレーダー
※会社名・役職等は取材当時のものです

神大附属での6年間は
常に生徒が主役でした

難しさを伴う思春期の「自主性」。尊重してもらうことで成長できました

神大附属で仲間と過ごした日々には、数えきれないほどの思い出があります。中でも、部活動で強豪校に勝利した瞬間や、クラス一丸となって取り組んだ合唱コンクールで表彰されたときの喜びは今でも鮮明に覚えています。ともに練習を重ねてきた努力が実を結び、仲間と心から喜び合えた経験は、かけがえのない宝物です。今でも級友との集まりの場ではそのときの話で大いに盛り上がります。

神大附属では生徒が学校行事や部活動を主導します。ですから、自分たちで動かないと行事は面白くないし、部も弱小になってしまうのです。くすのき祭(文化祭)がもっとも特徴的で、出し物や企画はすべて自分たちで考え、より良いものにするためにクラスみんなで一致団結します。その過程では、たくさんぶつかりあいがあり、仲たがいのようなこともあります。大変なこともありましたが、みんなで力を合わせて頑張ったからこそ、このときのことは一生の思い出です。サッカー部の活動においても、用具係やグラウンド整備、試合の審判など、今何をすることが必要かを一人ひとりが考えて行動をしていました。

嵯峨大貴さん
仲間と切磋琢磨したサッカー部時代
 

楽しい記憶は、そうした仲間と協力してうまくいったことが多いです。とはいえ中学生や高校生。試合に勝てない、仲間と小さな軋轢が生じる、自分の成績が伸びないなど、壁にぶつかることもあります。そのようなときは、いつも先生方に助けられました。試合に負けたときに何が足りなかったのかを気づかせてくれた顧問の先生、受験勉強で点数が伸びないときに勉強法をアドバイスしてくれた先生、自分たちにとってはとても大切な「補助輪」のような存在でした。

今振り返ると、先生方にとって、生徒の主体性を尊重し、その判断に委ねることは大きな勇気のいることだったのではないかと感じます。思春期の中高生は、ときに迷いや不安から望ましくない方向へ進んでしまうこともあります。それでも神大附属の先生方は、生徒を一人の人間として信頼し、尊重しながら見守ってくださいました。

生徒の主張や行動を尊重してくれる校風だからこそ、自分が何をすべきか主体的に考え、責任をもった行動ができる人間に成長できたのだと思います。

— 嵯峨 大貴さん

未来は、たくさんの選択肢の先にある

神大附属は生徒が何を選択するかを尊重してくれるだけでなく、「選択肢」もたくさん提示してくれる学校です。

授業では、理科系は実験が、社会科系はフィールドワークが多いですし、英語はネイティブ講師の英会話授業があります。授業以外にも校外学習などにも力を入れていて、机上の学習だけではなく「体験型」のプログラムが豊富な学校だと感じます。そして、生徒はさまざまな体験の中から、自分の将来の選択肢がたくさんあることを発見するのです。自分の進みたい方向がなんとなく見えてくる人も多いと思います。 また放課後も、図書室や自習室が開放されていて自由に勉強でき、将来なりたいもの、興味のあるものを追求させてくれる環境があります。 たくさんの選択肢の中から、それぞれが好きなことを見つけ追求していくうちに、考える力や自分なりの判断力、決断力が培われていくのだと思います。

もし迷っても先生もいますし、同じようなことで悩んでいた先輩もいます。神大附属は先生や先輩とも仲がよくて、目上の人にも相談がしやすい学校です。一番印象的な思い出は、高校2年生のとき担任の先生に履修科目を相談したことです。志望大学の学科や受験科目についてこれでもか!というくらい調べてくれ、履修科目の選択肢を提示してくれました。一日の勉強スケジュールのような細かいことまで提案していただき、大変お世話になりました。

神大附属は、豊富な「体験型」のプログラムを通して、将来の可能性を広げてくれる学校です。先生や先輩にも気軽に相談でき、自分らしい進路を見つけることができます。

— 嵯峨 大貴さん

社会人の今でも生きる「神大附属パワー」

嵯峨大貴さん

選択肢は大人になるほど増えていきますが、それと同時に責任も伴います。私は大学の経済学部に進学し、今は証券会社で外国債券のトレーダーをしています。債券の取引は、日々変動する金利や国内の経済環境にタイムリーに連動することが大切です。明日はどういう値動きになるのか。今どういう取引をすればいいのか。どの銘柄を取引するのが1番良いか。多角的な視点でとらえ判断し、最良の選択を行うことが求められます。こうしたことができるのも神大附属で鍛えられた「自分で考える力」、判断力や決断力のおかげかも知れません。

そして何より大切なのは中高の6年間で知り合った仲間たちです。それぞれ異なる業界に就職しましたが、今でも交流は深く、バーベキューやサウナなどに行っています。先日は先輩も交えたゴルフコンペもやりました。近況の共有や将来の相談事はもちろん、楽しかった神大附属の思い出話でもよく盛り上がります。神大附属では悩んだとき、苦しいときに先生が「補助輪」になってくれました。社会人の今は、こうした仲間が悩みを聞いてくれたりアドバイスをくれたりして「補助輪」となってくれます。

神大附属で築いたつながりや経験こそが「神大附属パワー」として、ときに私を支え力を与えてくれています。そして、これからも変わることなく私を力強く後押ししてくれると確信しています。

神大附属で培った判断力や決断力、育んだ絆は、社会人となった今も仕事や日々の支えとなっています。そして、これからの人生を切り拓く原動力となる大切な財産です。

— 嵯峨 大貴さん
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