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理科部の生徒が絶滅危惧種「ホトケドジョウ」を発見しました!

理科部の生徒が神奈川大学との連携事業で行った生物調査で、神奈川県の絶滅危惧ⅠB類に指定されている「ホトケドジョウ」を発見しました。ホトケドジョウは里地・里山の開発により生息地が失われ、その数を減らしている生き物です。

ホトケドジョウを発見した場所は本校敷地に隣接する水路です。この水路でホトケドジョウが最後に記録されたのは1983年で、約40年ぶりの再発見になります。

今回の調査は神奈川大学植物遺伝育種学研究室、朝倉史明教授が行った環境DNAの調査で水路の水からホトケドジョウのDNAが検出されたことから、その生息を確認するために高大連携事業として行いました。環境DNAとは水中、土壌中、空気中などあらゆる環境中に存在する生物由来のDNAのことです。環境DNAが含まれる試料を分析することで、生物を実際に捕獲しなくても何が生息しているか調べることができ、生物調査の方法として近年注目が集まっています。生物調査の指導は本校卒業生の橋本さん(自然再生士)にお願いしました。

本校ではこれからもホトケドジョウやゲンジボタルが生息する、キャンパス周辺の豊かな自然環境の保全に取り組んでいきます。
 
  • ホトケドジョウが採れた!
  • 朝倉教授の特別講義
  • ホトケドジョウの成魚
  • ホトケドジョウの稚魚
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