特色から知る神大附属

21世紀を生き抜く人間力を養う
神大附属の
人間教育

中学・高校の6年間は、未来につながる基礎を築き上げていく貴重な期間。本校では「21世紀を生き抜く人間力の育成」を教育目標に掲げ、受験指導だけに偏らない、生徒一人ひとりのずっと先の将来まで見据えた教育を行っています。今回は、神大附属の人間教育にスポットをあて、さまざまなアクションや考え方についてご紹介します。

随所に息づく 「建学の精神」

飾り気がなく心身ともに健全であることを示す「質実剛健」、何事にも率先して行動することを目指す「積極進取」、一方に偏ることなく物事の本質を見極めようとする「中正堅実」。本校では、この3つの建学の精神を、単なる言葉として捉えるのではなく、学校運営のさまざまな場面に反映させています。

例えば本校は、近年着実に実績を伸ばしつつある進学校ですが、受験科目以外の教科を切り捨てることはしていません。さまざまな学習活動と全教科をバランスよく学ぶことが、未来に向かって伸びる力を生み出すと確信しているからです。また、鞄やコート、通学用の履物などを一切指定することなく、生徒の自由意思に任せているという点は、「質実剛健」「中正堅実」を目指す本校の姿勢でもあります。

随所に息づく「建学の精神」

相互理解や思いやりの精神を育む男女共修

中学・高校時代は、心も体もダイナミックに変化する期間。それだけに男女の相互理解や思いやりの精神を、この時期に育んでいくことには大きな意味があります。本校では、ジェンダーバイアスを設けない学校生活の実践として、体育実技や家庭科などの授業も男女共修で行い、名簿や整列も男女混合となっています。男女の身体的な差があるからこそ、一緒にスポーツをすることで助け合いの大切さを学び、調理実習では得手不得手を受け入れながらも、互いの役割を意識し、尊重し合う姿勢が自然と身につけられることでしょう。

相互理解や思いやりの精神を育む男女共修

一人ひとりがテーマをもって主体的に学ぶ校外学習

さまざまな実体験を通して、学びの広がりと深さを追求する校外学習。本校では、いわゆる「修学旅行」や「遠足」は行わず、校外学習を調査・検証・発表を軸とした体験学習の場として捉え、生徒一人ひとりがテーマをもって主体的に学ぶ姿勢を大切にしています(詳細は、校外学習・国内研修海外研修のページをご覧ください)。

一人ひとりがテーマをもって主体的に学ぶ校外学習

思い切り「文武両道」ができる神大附属の環境

本校では部活動を「勝利至上主義」というより、生涯スポーツの場、あるいは生涯の趣味・特技をつくる場として考えています。よって、中学生の活動は週5日を限度とし、定期考査1週間前には活動を休止し、規定の下校時刻(中学生は17:30、高校生は18:00)を超えて活動することもしていません。だからこそ、メリハリのある学校生活が可能となり、多くの生徒たちが勉学と部活動を両立させています。こうした中で、全国的に好成績を残している部活動もあるのが、神大附属の特徴のひとつと言えるでしょう。

思い切り「文武両道」ができる神大附属の環境

神大附属生としての“誇り”を育成する「KUプライド」への取り組み

一人の自立した大人としての行動と責任。

自由な校風の根底にある「KUプライド」。生徒一人ひとりが本校生徒として自覚とプライドを持ち、地域社会の一員として規律ある生活ができるよう、生徒会を中心とした様々な活動を行っています。あいさつ運動や交通ルールの遵守、ボランティア参加、部活動や同好会による地域イベントへの参加などで「KUプライド」を実践しています。そして、もう一つは「建学の精神」です。シンプルで飾らないライフスタイルを示唆する「質実剛健」、何事に対しても率先して行動することをめざす「積極進取」、さらには自らが主体的に判断し行動するという「中正堅実」。この3つの精神は学校運営の様々な場面に反映され、生徒の自由意志に任せているカバンやコート、通学用の履物などの細部にまで息づいています。

神大附属生としての“誇り”を育成する「KUプライド」への取り組み