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2017年度高校1年生海外研修レポート

ハワイ島研修
月25日(日)~4月1日(日)の期間で、高校1年生22名が、ハワイ島海外研修に参加しました
本年度も、現地ガイドの長谷川久美子さんから、ハワイ諸島の火山の成り立ちから植生、ハワイ島固有の生物や外来種が運び込まれた歴史的背景など、さまざまな話を伺いました。
プログラムの前半はイミロア天文学センターで、天文学や現代科学の展示の見学とプラネタリウム鑑賞、州立公園内での植生観察や国立公園内での火口観察やクレーターのトレッキングなどを行いました。
公園内では、普段、通り過ぎてしまうような、道端の植物に目を向け、森の鳥類の鳴き声に耳を傾け、ゆっくりと自然を歩く。そして、長谷川さんの生きた話を聞く。生徒にとってとても充実した授業になったと思います。
後半は国立公園内で溶岩の観察やHilo HighSchoolとの交流プログラム、最終日には、シュノーケリングを行いました。
Hilo HighSchoolとの交流プログラムでは、午前にHilo HighSchoolの日本語クラスの生徒とプレゼンテーションを行いました。生徒達は、それぞれ個性的なテーマでハワイの高校生に日本を紹介していました。なかには、二人羽織を実際に見せている生徒もいました。
午後はいくつかのクラスに分かれて、ヒロ高校の授業に参加しました。日本の高校との授業風景の違いに目を丸くする生徒や、現地の高校生とすぐ仲良くなり、連絡先を交換している様子なども見ることができました。
今年は新しいプログラムとしてハワイの南東のカラパナ地区で実際に噴出する溶岩を観察しに行きました。過去のプログラムの中で、最長となる4時間の歩きのコースにさすがに、皆へとへとになっていました。
溶岩は、実際に噴出する様子は、遠目に数カ所見ることができ、地球が生きていることを実感することができました。
陸、海、空と様々なテーマを盛り込んだハワイ島研修ですが、今年はそこに、豪雨、40m/sを超える風、強い日差しと様々な環境に見舞われ、地球のいろいろな顔を目の当たりにした8日間となりました。その状況ながら、さすが「元気、前向き、30期」。大きなけがや病人もおらず、無事成田へ帰ってくることができました。

 第5回ベトナム・カンボジア海外研修
25日(日)~月1日(日)の日程で、実施されました。

 初日はカンボジアの世界有数の観光地シェムリアップまで移動し、2~3日目はアンコール遺跡群を見学しました。アンコール・ワットを筆頭とした日本では目にすることができない石造りの建造物の大きさや、レリーフの繊細さに圧倒されます。また、日本の真夏を超える「熱気」を直に体験し、海外研修に来たことを実感させられます。4~5日目はベトナムの経済都市ホーチミンを、6~7日目は政治都市ハノイを見学しました。経済成長が進むベトナムの「熱気」のただなかに身を置くとともに、新しさと古さが混在する社会主義国としてのベトナムを「発見」して、帰国の途に就きました。
 ベトナムやカンボジアは、戦争や内戦の歴史と不可分です。日本と同じように、ベトナムやカンボジアでも世代交代が進み、その記憶の継承が困難を増しています。そのなかで、現地ガイドの方の実体験を通じた身につまされるようなお話や、キリングフィールド(3日目)や戦争証跡博物館(4日目)の見学など、表象としての「戦争」を通じて記憶の継承の現場に立ち会うことができるのは、本研修の出色の点と言えるでしょう。
 本研修では、研修目的として当該地域の「熱気」を感じることを掲げています。経済成長著しいベトナム・カンボジア諸都市の「熱気」だけでなく、オールドマーケット(3日目)やベンタイン市場(4日目)のような生活に密着した「熱気」や、ベトナムでも有数の大学進学実績を誇るキム・リエン高校での交流会(6日目)でのベトナムの高校生の「熱気」など、参加した生徒は様々な場面でその「熱気」に溶け込んでいました。また、日本人が経営にかかわるアンコールクッキー(3日目)やIndigo Store6日目)での交流会や体験学習、日系文具メーカーのPLUSベトナム工場(5日目)の訪問、JICAが景観保存活動に携わったドゥンラム村(7日目)など、ボランティアとは異なる多様な「国際協力のカタチ」を実見する貴重な機会となりました。
 たとえ未知に出会ったとしても、まず挑戦してみる。参加した生徒は、研修中にそんな経験をしてきました。これからの長い人生のなかで、こうした「何でも見てやろう」のような気持ちを忘れないでいてもらえれば、望外の喜びです。


19回イギリス・イタリア海外研修
320日~41日(1213日)の日程で実施しました。終業式の日の夜24時、羽田空港を出発しました。出発直前までローマでも積雪するほどの寒波に襲われたヨーロッパ、行程中もかなり肌寒く感じましたが、みな元気に乗り越えてくれました。
最初の訪問地フランスでは、バスでパリ市内見学。凱旋門にオペラ座、シャンゼリゼ通りで朝食をとり、ノートルダム寺院を巡りモンマルトルの丘を散策、ルーブル美術館へ。事前学習で出会った沢山の名画や彫刻たち。ルーブルが初めての美術館という子も数名おりました。 
夜は空路にてイタリア入り。ルネッサンスの中心地、花の都フィレンツェへ。メディチ家礼拝堂ではその栄華を偲び、アカデミア美術館では、ミケランジェロの神の所業とも言うべきダビデ像に圧倒され、ウフィッツイ美術館では、ボッティチェッリのプリマベーラの美しさにため息をつきました。班別自主行動で舌鼓を打ったジェラート、ピッツァにパスタ。美しい丘陵都市シエナを経てローマへ。コロッセオにフォロロマーノ、バチカン博物館にサン・ピエトロ大聖堂、ナヴォーナ広場、パンテオン、スペイン広場…トレビの泉ではまた戻って来られるよう祈りコインを投げました。
6日目からはイギリス。まずはロンドン市内見学。バッキンガム宮殿、ナショナルギャラリーに大英博物館。そしてオックスフォードへ。不安と緊張を抱えつつ、ホストファミリーにお出迎えされました。翌日からはセントクレアズ・カレッジで語学研修。クライストチャーチにアシュモレアン博物館でアートの授業、コッツウォルズやブレナムパレスへの小旅行。一人でバスに乗れるようになり、オックスフォードの街でお買い物もできるようになりました!カレッジ最終日はフェアウェルセレモニーで生徒代表のスピーチ、別れを惜しみつつオックスフォードを後にしました。ロンドンへ戻り、その夜は待ちに待った『オペラ座の怪人』の観賞。最高の舞台とその圧倒的な迫力に感涙する生徒たち。最終日はテートモダンで最先端の現代美術に触れ帰国いたしました。
心に刻んだ感動の大きさは説明しきれませんが、彼らの目の輝きが全てを物語る素晴らしい海外研修となりました。


 

 
  • 火口にて食事(ハワイ島)
  • ただいま、レクチャー中(ハワイ島)
  • 戦争の記憶・植民地の記憶 ~戦争証跡博物館~(ベトナム)
  • 東西文化の混淆 ~中国系仏教寺院~(ベトナム)
  • シエナの大聖堂(イタリア)
  • セントクレアズカレッジ(イギリス)
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